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脳外科医との論争

先日、大阪大学名誉教授I先生の熊日出版文化賞受賞記念パーティーに参加した。2次会の席で脳神経外科医のK先生と議論になった。K先生は他の歯科医院にかかっていて、抜歯をした後のセカンドオピニオンを私に求めてきたのだった。そこでインプラントの話になり、生体から見ると異物であるインプラントが免疫システムによって排除されずに結合するということが、医学的に納得できないらしかった。医学の基礎からするとk先生の論もわからなくはないが、ある条件で骨とインプラントが結合することが立証されている。

それは、偶然に発見された。
1952年、スウェーデンのブローネマルク博士が血液の流れを調べる目的で、うさぎの体内にチタン製の生体顕微鏡用の器具を埋め込んだところ、骨と顕微鏡器具がくっついて外すことができなくなってしまった。ブローネマルク博士はその後、あらゆる基礎実験や動物実験を重ねて、歯科治療への応用方法を探っていきた。そして、「チタンがある一定の条件で骨に埋入された時、骨の拒否反応が起こらず強い結合が生まれる」ことを明らかにした。
 

そして1965年、人工歯根としての臨床応用をスタートし、現在のインプラント治療へと発展した。最初にインプラント治療を受けた当時30代の男性のインプラントは、40年以上経った今も何の問題もなく機能していると報告されている。

実はインプラントという概念は紀元前からあった様で、動物の骨や石などを埋め込んでいた痕跡が見つかっている。それが、ブローネマルク教授の発見により治療法として一気に確立され広まった。

私も歯科技工士をやっていた25年ほど前からインプラントの上部構造物に携わってきた。当時はまだサファイアのインプラントが主流で正直なところ骨結合は見られなかった。とくにここ15年ぐらいでのインプラントの発展は目を見張るものがある。素材としての安全性が確立されているので、自信を持ってお勧めできる。実際友人や家族にも積極的に応用している。

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