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今ある歯を出来るだけ残し、少ないインプラントで最大限の効果を

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インプラントを使って固定式の治療が御希望だった。取り外しの入れ歯がどうしてもだめなようだった。
そのためには、クリアしなければならない高いハードルがあった。

ひとつは今ある歯をすべて残すこと、もうひとつは薄い骨に最小限のインプラントを応用することだった。

歯周病の治療や根管治療をしっかり施しなんとか残してはみたものの、いつまで持つのか保障は出来なかった。

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もうひとつの問題点は、幅3ミリの骨に直径3.7ミリのインプラントを如何に埋入するのか?ということだった。スプリットクレストという手法を用いた。骨を縦に切り骨幅を外に押し広げる方法だ。比較的骨の柔らかい上顎の場合はやりやすい。しかし下顎の骨は硬い場合が多く広げるのも苦労をした。今でこそエキスパンダーというそれ専用の器具も各種販売されているが、当時はそれ用の器具も無く、いろいろな工夫が必要だった。
インプラントにそって骨に切れ目を入れ、故意に骨折させて広げた。勿論骨の再生のための場を血液供給を十分に考慮しなければならない。

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約5年後の今日の状態。上顎は御自分の6本の歯で何とか持ちこたえている。下はスプリットクレストを施した3本のインプラントで支えている。

費用をかければそれなりに長期間もたせることは可能だ。
最近は残せる歯まで安易に抜歯をしてインプラントを勧める歯科医もいると聞く。
歯を出来るだけ抜かずに残す。残すために必要ならばインプラントをする。
少ない介入で大きな効果を出せるように努力したい。
そのためには、インプラントの技術だけではだめで、歯周病、根管治療、かみ合わせなどをトータルに治療技術として駆使しなければならない。

インプラントという治療手段

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歯周病治療の患者さん。
初めは、とても緊張されていて、信頼関係を築くのが大変だった。
歯科医院が怖いのかもしれないし、歯科医院でいやな経験があるのかもしれない。
こちらの態度しだいでは、緊張を解いてもらえないこともある。デンタルヒストリー(治療歴)を
聞き出しつつメンタル面を把握していく。

女性なので、特に見た目に十分配慮しつつ、まずは痛くないように、そして噛めるように、しゃべりにくくないように少しずつじっくりと治療していく。

なにかひとつでも治療効果を実感していただければ、少し道が開ける。信用してもらえるかもしれないのだ。

重度歯周病の治療は、残せる歯と残せない歯、そして条件次第で残せるかもしれない歯を見極めることに始まる。ホープレス(残せない)歯は、早めに抜歯して、噛みあわせを確保するため入れ歯を作る。

ある程度、治療が進んだところで、患者さんから提案が出た。
「インプラントを最小限に応用してもらえないだろうか」ということだった。

治療計画に修正を加えつつベターな結果をめざす。

抜歯した穴を上手く利用する

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3年前にお口全体を介入治療したケース。できれば歯は抜かないほうがいいので、なんとか3年もたせた歯だったが、やむなく抜歯となった。

抜歯後2週間目の状態。入れ歯かインプラントか迷われていたが、インプラントに決定。CTを撮った。

幸いにも、3本の根のうちのひとつが、上顎洞にくい込んでいて、自然とソケットリフト状態になっていた。

あまり日をおかずにインプラントすれば、かなりいい状態が見込めそうだ。

CTを導入して診断の精度が確実にあがった。
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