熊本でインプラントトップ > メリットデメリット

インプラントがベストとは限らない

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家族の御紹介で相談にこられた。

他院であまりにもしつこくインプラントを勧められるので、本当に抜歯が避けられないのか、診てほしいとの事だった。
レントゲンを撮ると、明らかに歯根ハセツ。抜歯が適応だ。
レントゲンをパソコンで拡大して説明した。これじゃしょうがない、と納得された。

抜歯後の処置として、入れ歯、ブリッジ、インプラント、なにもしない。4つの方法を説明した。
それぞれについてメリットデメリットを話した。

インプラントのメリットのひとつに、両隣の歯を削らずに済むというものがある。
この患者さんの場合、すでに両隣を削っているのでそのメリットは少ない。
もちろん力学的に他の歯の負担を減らせるメリットは残る。

そのあたりを十分説明し、場合によっては保険のブリッジという選択肢もあることを説明した。
私も含めて歯科医というものは、自分の得意分野に説明が偏りがちだ。ニュートラルを心がけてもだ。

反省。

ネジ固定vsセメント固定

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4ヶ月ほど前、紹介でいらした患者さん。
初めにいらしたきっかけは、前の歯科に対する不満だった。若い勤務医の態度や手技が荒っぽくて、我慢が出来なかったらしい。
私が修行中だった頃は小倉の下川先生に手つきや手さばきを猛烈に注意された。「結果を出すだけじゃ駄目だ。患者さんは君たちの手つきの中から実力を感じ取るものだ。一流スポーツ選手の動きを見ろ。優雅に見えると思わないか?」
医療行為の中に優雅さを込めろというのだった。

主訴の歯は根が割れていて保存不可能。抜歯が決定し、後の処置について説明し、抜歯と同時のインプラントに決まった。
1次手術をして、その後3ヶ月ほど骨との結合を待ち、歯を作っていくことになった。するとひとつ奥のインプラントが少し緩んでいることに気づいた。これは2年ほど前に前医院で行われたものらしい。

スクリューで最終固定されていて、何回か緩んだがもう二度と行きたくなかったのでそのままにしているらしかった。

前の歯をアクアデンタルで入れていくので、ついでに奥の歯をはずしてやりかえることになった。患者さんは奥の歯の費用を上の部分だけ再度負担することになるが、その方がメリットは大きいと考えられた。
申し訳ないがしかたが無い。

不満を言ってくれる患者さんはまだいい。手の施しようがあるからだ。文句も言わずアクアデンタルを去っていく患者さんがいるかもしれないと、恐ろしくなった。

インプラントの奥歯で前歯を守る!

午前中の患者さん。女性。

上あご両奥歯すべてインプラント。数ヶ月ぶりの来院だ。仮歯が壊れたとのこと。

始めはアクアデンタルでインプラントを入れたお姉さんからの紹介でいらっしゃった。熊本の他の歯科医院で腰の骨を移植してインプラントをすると聞いて怖くて行っていなかったとのことだった。レントゲンを撮ると、ソケットリフトという比較的侵襲の少ない方法で大丈夫だと判断した。CTを撮影し治療計画を立て、左奥歯4本を手術した。短時間で終わり、腫れも痛みもなかった。

問題は奥歯が無いことで前歯に負担が来てぐらついていることだった。3次元的に適正な顎の位置を決める必要がある。両方の奥歯にインプラントを入れて、樹脂製の仮歯を用い少し時間をかけて最適な顎の位置を決めていった。

今朝の来院時には、読み通り、前歯のぐらつきは止まりしっかりしてきていた。早速奥インプラント部分の最終上部構造のかたどりをした。

インプラントはしっかり食べられるだけでなく、他の歯の負担を減らす。とてもよい治療法だ。噛み合わせが適正化されたことで、口元がとても若々しくなった。
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