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安全なインプラント手術

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下顎6番。リスクがあるとすれば、下顎管だ。骨の中に少し太めの神経と血管が走っている。
これを傷つけると面倒なことが起こる。もちろん舌側につけぬけるのも良くない。

レントゲンだけでは3次元的な位置関係がわからないのでCTを撮る。

十分な安全を確保して手術をする。

去年、インプラントの死亡事故を起こした先生は日本有数のインプラント埋入本数を誇る歯科医だった。
医療事故はちょっとした油断から起こる。2重3重に安全を確保したい。

長崎県島原市からインプラント希望の患者さん

島原からご来院。紹介で来られた。

車とフェリーで3時間ぐらいかかるだろうか。



その日に、インプラントについて色々説明し、CTを撮影して、大まかな治療計画をお話しした。

次の日に、各種資料をもとに治療計画を立案し、見積りを作成した。遠方からなのでなるべく治療回数が少なくなるように配慮した。

遠くから来ていただくとうれしくもあるが申し訳なくもある。

入れ歯でしっかり噛むためのインプラント

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インプラントをすることで、いればとおさらばできればメリットは大きい。
しかし、欠損が大きいと高額になることもある。

今予算に限りがある場合などにはまずは少ない本数を埋入し、入れ歯の支えにしておくのも悪くない。
たった一本のインプラントを応用するだけで、しっかり噛めるようになる。残っている歯の負担を減らすことで、延命も図れる。勿論胃腸や脳にだって効果はあるだろう。

一週間前に右のインプラントで噛めるようにした患者さん。今日こられて「奥歯でしっかり噛んでる気がします。」とおっしゃった。どこか若々しささえただよっていた。

今ある歯を出来るだけ残し、少ないインプラントで最大限の効果を

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インプラントを使って固定式の治療が御希望だった。取り外しの入れ歯がどうしてもだめなようだった。
そのためには、クリアしなければならない高いハードルがあった。

ひとつは今ある歯をすべて残すこと、もうひとつは薄い骨に最小限のインプラントを応用することだった。

歯周病の治療や根管治療をしっかり施しなんとか残してはみたものの、いつまで持つのか保障は出来なかった。

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もうひとつの問題点は、幅3ミリの骨に直径3.7ミリのインプラントを如何に埋入するのか?ということだった。スプリットクレストという手法を用いた。骨を縦に切り骨幅を外に押し広げる方法だ。比較的骨の柔らかい上顎の場合はやりやすい。しかし下顎の骨は硬い場合が多く広げるのも苦労をした。今でこそエキスパンダーというそれ専用の器具も各種販売されているが、当時はそれ用の器具も無く、いろいろな工夫が必要だった。
インプラントにそって骨に切れ目を入れ、故意に骨折させて広げた。勿論骨の再生のための場を血液供給を十分に考慮しなければならない。

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約5年後の今日の状態。上顎は御自分の6本の歯で何とか持ちこたえている。下はスプリットクレストを施した3本のインプラントで支えている。

費用をかければそれなりに長期間もたせることは可能だ。
最近は残せる歯まで安易に抜歯をしてインプラントを勧める歯科医もいると聞く。
歯を出来るだけ抜かずに残す。残すために必要ならばインプラントをする。
少ない介入で大きな効果を出せるように努力したい。
そのためには、インプラントの技術だけではだめで、歯周病、根管治療、かみ合わせなどをトータルに治療技術として駆使しなければならない。

インプラントがベストとは限らない

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家族の御紹介で相談にこられた。

他院であまりにもしつこくインプラントを勧められるので、本当に抜歯が避けられないのか、診てほしいとの事だった。
レントゲンを撮ると、明らかに歯根ハセツ。抜歯が適応だ。
レントゲンをパソコンで拡大して説明した。これじゃしょうがない、と納得された。

抜歯後の処置として、入れ歯、ブリッジ、インプラント、なにもしない。4つの方法を説明した。
それぞれについてメリットデメリットを話した。

インプラントのメリットのひとつに、両隣の歯を削らずに済むというものがある。
この患者さんの場合、すでに両隣を削っているのでそのメリットは少ない。
もちろん力学的に他の歯の負担を減らせるメリットは残る。

そのあたりを十分説明し、場合によっては保険のブリッジという選択肢もあることを説明した。
私も含めて歯科医というものは、自分の得意分野に説明が偏りがちだ。ニュートラルを心がけてもだ。

反省。

インプラントという治療手段

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歯周病治療の患者さん。
初めは、とても緊張されていて、信頼関係を築くのが大変だった。
歯科医院が怖いのかもしれないし、歯科医院でいやな経験があるのかもしれない。
こちらの態度しだいでは、緊張を解いてもらえないこともある。デンタルヒストリー(治療歴)を
聞き出しつつメンタル面を把握していく。

女性なので、特に見た目に十分配慮しつつ、まずは痛くないように、そして噛めるように、しゃべりにくくないように少しずつじっくりと治療していく。

なにかひとつでも治療効果を実感していただければ、少し道が開ける。信用してもらえるかもしれないのだ。

重度歯周病の治療は、残せる歯と残せない歯、そして条件次第で残せるかもしれない歯を見極めることに始まる。ホープレス(残せない)歯は、早めに抜歯して、噛みあわせを確保するため入れ歯を作る。

ある程度、治療が進んだところで、患者さんから提案が出た。
「インプラントを最小限に応用してもらえないだろうか」ということだった。

治療計画に修正を加えつつベターな結果をめざす。

インプラント手術、痛くないしそんなに怖いものじゃない。

DSC03252.JPG  欠損部にインプラントを埋入した。

周りに丈夫な歯茎を増やすための手術も同時に行った。

患者さんは手術前とても緊張し怖がっているようだった。「大丈夫ですよ。」月並みな言葉で不安を取り除くしかない。正味10分ほどで終わった。

直後に手術の感想を伺ったら、「思ったほど大変ではなかった」との答えだった。ほとんどの方が同じ反応をする。

インプラント手術はそんなに怖いものじゃありませんよ。

今日のインプラント手術(内科医)

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今、手術終了。御紹介で来られた内科医の患者さん。

お医者さんにインプラント手術するときはいつもより少し緊張します。

手術後の説明をしているときに、患者さんがおっしゃった。
「歯科の3DCTってすごいですね。」
確かに医科のものに比べると
被爆量は桁違いに少ないし、精密さも異なる。

手術になれた頃は、CT無しですることも多かったが、
今思い返すと少し無謀だったようにも思える。

患者さんもとても安心してくださった。

抜歯即時埋入

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今日の手術は、福岡からの患者さん。

抜歯をして日にちをおかずにすぐにインプラントを埋める。即時埋入だ。
怖いのは苦手な方なので、ずいぶん迷われたが、結局インプラントを選択された。

勿論前もってCTを撮影し、あらゆることを想定して、手術に臨む。
フィクスチャー(インプラントボディ)のサイズもおおよそ決まるのだが、
手術が始まってから、サイズ変更になることもある。
その場その場で最適なものを選択したいからだ。

今日も直径4,7ミリと6.0ミリを準備し、抜いた歯の直径を測ってサイズ決めをした。

ところで、オペ前に患者さんから、「インプラント使いまわし事件」について尋ねられた。
アクアデンタルではそんなことは考えられないし、だいいちインプラント体固有のロットナンバーシールを
カルテに貼っていくので、記録もきちんと残っていくことを説明した。

患者さんも聞きにくかったろうに・・・。気軽に会話が出来る、オープンな雰囲気作りも重要だ。

入れ歯の支えとしてのインプラント

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昨日手術を終えた患者さん。

右上7654欠損であるが、7に1本のみインプラントを埋入した。
色々な治療パターンをお示しし、じっくり相談した上での決定だった。

インプラントは非常に高額なため、治療費がかさむことが多い。
最近では、激安インプラントなども見られるようだが、値段設定の根拠が理解しづらい。
安く提供するためには、どこかの費用をを削る必要があるからだ。

先日、「インプラント使い回し」などといった悲しいニュースが流れた。
これも、コストカットの結果なのだろうか。

安全のためCTを撮り、入念に手術を計画した。その通りに行えば安心だし、術者も精神的な負担が少ない。むやみにコストを削るのではなく、安心・安全のためには十分な配慮が必要だ。
タグ:CT
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