熊本でインプラントトップ

抜歯した穴を上手く利用する

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3年前にお口全体を介入治療したケース。できれば歯は抜かないほうがいいので、なんとか3年もたせた歯だったが、やむなく抜歯となった。

抜歯後2週間目の状態。入れ歯かインプラントか迷われていたが、インプラントに決定。CTを撮った。

幸いにも、3本の根のうちのひとつが、上顎洞にくい込んでいて、自然とソケットリフト状態になっていた。

あまり日をおかずにインプラントすれば、かなりいい状態が見込めそうだ。

CTを導入して診断の精度が確実にあがった。

上顎クロスアーチブリッジ

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上顎のインプラント連結ブリッジ。

歯周病などで、歯を支える骨の吸収が著しい場合などにはピンク色の歯茎の部分も作ってリアリティーを持たせる。

歯としての機能性、長持ちさせるための清掃性、食べ物の詰まり難さ、発音、見た目、コストなど色々な要素を同時に満足させなければならない。技工士共々、真剣勝負だ。

手術前のCTデータの応用

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上あごの模型。

CTデータをメールでマテリアライズという会社に送るとこのような樹脂の模型が送ってくる。

われわれ歯科医は粘膜を剥ぐことなく、事前に患者さんの骨の形を正確に把握することができる。

不安ならば、前もってドリリング(穴を開けること)してみても良いだろう。

一発勝負よりも精度は高まるはずだ。

今日はマテリアライズの社長が尋ねてきてくれた。この方とは10年以上前、まだ横河ブリッジの一部門で社内ベンチャーを立ち上げたころからの付き合いだ。歯科のCT画像応用の第一人者だ。

科学はどんどん進歩してゆく。われわれはそれを患者さんの健康と安全のために使いこなさなくてはならない。

インプラントしてよかったぁ!

半年ほどかけてやっと終了した患者さん。(写真はNGだった。)

私を見るなり、こんな言葉が出た。
「先生ありがとうございます。奥歯で何でも食べられます。インプラントにしてよかったぁ。」

うれしかった。

始めにいらしたときは深刻な表情でずいぶん思いつめているようだった。
奥歯がほとんど無く、きっちりかみ合わせを作るにはそれなりの費用も伴う。

メリットデメリット、予想されるトラブルなどをしっかりと説明し、時間をかけて考えていただいた。

決断にも勇気が行ったことと思う。

その決断が、」しっかり噛めるという患者さんにとってのリターンをもたらした。
よほどうれしかったに違いない。

私もうれしかったが、担当衛生士のFさんもどこか満足げだった。
これからが、メインテナンスの始まりだ。

骨を有効活用

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インプラント埋入直後の状態。

抜歯即時でフラップレス。患者さんにとっては抜歯とインプラントオペが一度に済み、しかも粘膜をはがさないので体に優しい処置といえる。

はじめに細い穴を開ける。
少しずつ太目の器具を用いて削らずに骨を押し広げる。

15分ほどで終了した。

右下4番を安全に埋入する

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右下4番にインプラント埋入計画をした。
下顎の臼歯部は下顎管の位置をできるだけ性格に把握しなければならない。
そこには太い血管と神経が走行しているからだ。

いつもどおりCTを撮影すると、くっきりと下顎管が写った。オトガイ孔より前方に太目の切歯管もある。
前方ループのことのみがしばしば問題視されるが、私がCTを撮り始めて感じたことは、オトガイ孔前方の切歯管にも十分な注意が必要だということだ。

幸い低位を走行しているので、オトガイ孔前方にインプラントを振って埋入。
一回法だが、なるべく審美生を確保するため歯肉形成手術も同時に行う。
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インプラントをする前に

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紹介でインプラントの相談に来られた。
前歯2本を抜歯してまわりの歯をブリッジにするといわれ、健康な歯を削るのはいやだからと、
初めからインプラントのご希望だった。

レントゲンを撮った。んー、左上1は抜歯の可能性大。右上1は残せると思える。

現状を説明し、インプラントは最終手段であることを伝え、なるべく歯を残す治療を試みる方針で合意した。

勿論あえて抜いたほうがいい場合もある。しかし、最近は安易にインプラントに走る傾向があるように感じる。

インプラント2次手術同時に遊離歯肉移植

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手術部位が近いとき、いくつかの手術を同時に行うことがある。患者さんの負担を考えるためだ。何回も切られたくは無いだろう。合理的に考える事が重要だ。

インプラントの周りには丈夫な付着歯肉がなければならない。清掃性を高め、インプラント周囲炎から守るためだ。そのため、通常は1次手術のときから切開線の位置やフラップデザインを吟味する。

最近はマイクロサージェリーなども行われるためか、針や糸がどんどん細くなっていく傾向にある。50、60、80なんてのもある。もちろん、必要なときもあるのでそろえてはいるがそんなに出番は無い。

大学を卒業して、歯周外科を数多く手がけていた頃は、ほとんど30の糸ばかりだった。高級なものはあまり使わせてもらえなかったのだ。上顎の全額根尖側移動術を30で縫ったこともある。おかげで骨膜縫合はそれなりにできるようになった。

硬組織(骨)のコントロールよりも軟組織(粘膜)の扱いを難しく感じる今日この頃。
今日は疲れました。

インプラント2次手術、同時に歯肉移植増量

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少し生々しいのですが、インプラントの2ステップ目、2回法の2次手術を説明します。
これはインプラント埋入後3ヶ月の状態です。抜歯即時法をやったとしても反対側に比べボリュームが減ります。少しでも自然に美しく仕上げるため、いろいろなテクニックを使います。

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下から見たところ。ボリュームが減っていますね。
自然観を表現するための、切開線を入れたところ。ここが非常に重要で切開線の設計をおろそかにすると成功しません。丁寧にめくって奥から余分な歯肉を採ってきます。そして、ボリュームを増やしたいところに置いて、アバットメントを入れて、縫って終了。すみません縫合後の写真がありません。

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一週間後糸を取ったところです。予定通りにボリュームアップしています。

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ドナーサイト。歯肉を供給した部分です。1週間で綺麗に治っています。痛くもありません。

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もちろん処置中はこのような仮歯がありますので見苦しくはありません。

2次手術、歯肉移植というとかなり大変な事のように感じますが、患者さんにとってもそんなに痛くはありませんしもちろん腫れることもありません。

目的でないインプラント

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ご紹介で来られて今日で2回目。初めからインプラント希望。しかも一度他の歯医者さんで相談されているので、よく把握しておられる。

初診のときは、見た目、緊急性のある処置をして、ご希望を良く聴いた。
2回目は、現状の説明と治療計画についてお話した。

患者さんのご希望を整理して、それを達成するための手段と順序を説明した。
見た目は目的でインプラントは手段。奥歯にインプラントを入れて噛みあわせを安定させることが、前歯の見た目改善につながる。そして長持ちさせるためには、歯周治療や歯の根っこの治療などの基礎工事も大切だ。また、今回は噛みあわせを構成しなおす事が求められる。

たんに見た目を良くしたい、インプラントを入れたいという希望をかなえるためにでも、総合力を注ぎ込みいろいろとしなければならない場合もある。そう簡単にはいかないのだ。

画像は最近の歯科用CT。3次元でここまで把握できる。スゴイ。
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